枯れ潤う Medicine Lake #42
Medicine Lakeは僕の住むジャスパーから車で30分ほど走ったところにある湖である。
この湖は他のとは異なり、湖の水量が季節によって増減する。
冬場は湖と呼べるような姿はなく、そこにはより高地から流れる川だけが残る。
そして、春から夏にかけて雪が溶けるにつれて、だんだんと水嵩が増してくる。
なので、ここメディスンレイクは最後に釣りが解禁される湖である。
秋になり、水嵩がまた減り始める頃
フィッシャーマンたちは、皆ウェイダースーツを着て
ぐちゃぐちゃの沼みたいな湖底を歩き、
フライフィッシングロッドを前後にスイングさせているらしい。(今年参戦予定)
ジャスパーには湖がいくつもあり、
各湖で釣りやカヌーが盛んに行われている。
中には、登山途中にしか見れない湖も。
そういったところでテントを設営して
釣りをしながら
数日静かに過ごしたいものだ。
何気ない街の風景 #41
朝7時まで麻雀をした後の帰宅途中に撮影。
単なる一枚の写真だが、春になりかけるすがすがしい朝だったのを覚えている。
8時間ほどの4人麻雀で久しぶりに一人負けし、
外に出た途端、目に強い刺激。
目がくらむ中、自転車をこぎ出し
ようやく太陽の光に慣れてきた頃
目の前にそびえ立つカナディアンロッキー。
その神々しく輝く姿に、再度感動し
思わず立ち止まり、
ポケットからiPhoneを取り出して撮影した一枚。
朝の清らかな空気のため、より一層綺麗に見えたのかもしれない。
こういう日々の小さな感動を忘れないように
こういう日々の小さな感動に気づける心を
レア度★☆☆☆☆ エルク #40
エルクとはアメリカアカシカの別名で、東北アジア(日本寄りのロシア辺り)にも生息する動物である。
日本語ではヘラジカ。
wikipediaにはシカ科シカ属。(これはシカ科に他の属類がいるということか?)
(写真 早朝まで麻雀をしていて窓から見えたエルクたち)
ダウンタウンから少し離れれば、すぐに遭遇するエルクたち。
レア度で言えば★☆☆☆☆。
自転車で通勤途中によく目撃する「道草食ってるエルク」。
夜中50頭以上の群れで「街中を横断するエルク」。
釣りをしていると対岸で「水を飲むエルク」
車を止めさせて「高速道路を横断するエルク」。
それはもうどこにでも現れる。
僕の働くレストランのメニューにも現れます。
Elk Meatloaf
Elk Carpaccio
しかし、野生動物ということもあって、
近寄ると逃げるし、
いつ攻撃されるかも分からないので
なかなか近距離で接触することは難しいです。
ところが先日通勤中、
一頭のオスエルクがある家の庭の芝を"むしゃむしゃ"むしっていました。
しかも、壁に囲まれて。
「これあんたのエルク?」って聞くと
「まさか。勝手に入ってきたんだ。」と家のご主人。
(写真 キウイみたいな表面を持つ角を生やしたオスエルク)
*ちなみに毎年春に生え始め、冬に枯れ落ちる角
この近距離撮影は
レア度★★☆☆☆ですね。