ジャスパーアーティスト Rico -vol.1ひかり絵- #43
僕の住む町、ジャスパーで活躍するアーティストRicoさんの展示会に行ってきた。
まだ雪の降り注ぐ初春の頃である。
"ひかり絵"とは光と和紙を使ったアートのことで、Ricoさん自ら思いついた作品方法。
和紙を重ね合わせ、後ろから光を当てることで、一枚の絵に遠近が出てくる。
和紙の持つ"柔らかい"感じをものすごく上手に用いた手法であり、
Ricoさんの持つ"柔らかい人柄"だからこそ生まれたアートだと感じた。
(実際にRicoさんとお話させてもらったが、本当に”ふわっ”と柔らかい人柄)
この鳥の羽はえぐいくらい繊細。
僕が見た作品は、ジャスパー近郊で見られる動物の様子や、美しいピラミッドレイクの景色など、ここジャスパーの大自然から多くのインスピレーションを受けているのを感じられる。
"アート"と言うと、少し異次元のイメージを持ちやすいが、
毎日僕たちが生きる日常から、どれだけ”新しいものや美しいもの”を発見できるかが、
その人の"感性"であり、それはきっと誰にでも持ち合わせているものだと思う。
Rico
武蔵野芸術大学でVisual Communication Designの文学史号取得。
オランダアムステルダムにある芸術大学でFine Artの文学史号取得。
その後、ジャスパーに移住し、様々な作品を生み出している。