ジャスパーアーティスト Rico "vol2.一筆書きアート"#44
ジャスパーで活躍する日本人アーティストRicoさんの二回目(僕にとって)の展示会"一筆書きアート”について。
"一筆書きアートとは"その名の通り、一筆書きで一つの作品を作成するという、これもまた新しいアート手法。
英語で"One Line Art"。
途中さすがに手は休めると言われてますが、再度筆を挙げたところからスタート。
書き始めてから、横に横にと進んでいくため、アコーディオンのようなアート用紙に、すらすらと見たものをそのまま描いていく。
これは日本でヴァケーションをとった時に描いたものだそう。
納豆・味噌汁・焼きじゃけ・緑茶
どれもこれも”今”僕が欲するものたちだ。
これは僕の一番のお気に入りページ。
多分、ジャスパーのとある湖で描かれた風景だと思うが、僕は人々の穏やかな表情がとても気に入っている。
”一筆書き”というと「◉と◉を一本の線で繋いでいく」いわゆるところ、”一筆書きゲーム”を連想していたが、
見たものを描くというのも非常に面白い。
見た目はシンプルに見えるアートだが、
移りゆく情景をパッと認知して、素早く手を動かさなくてはならなかったり、
空間の感覚だったりと、それら以上にきっと相当の技術が必要だと思う。
でも、せっかくこれだけの超自然な町ジャスパーにいるのだから、見た景色を”絵”として残すのも素敵な趣味になるに違いない。
写真で取るよりも、きっと心の奥底に浸透していくだろう。
小学生の頃の、無邪気に絵を描いたり、ものを作ったり、
そういった図工の時間が懐かしく、そして無性に恋しい。